日本でも認知度が高くなってきたベビーシャワー。InstagramやTwitterに、可愛く飾られたカフェやお部屋での写真が投稿されたりして目にしたことがあるという方もいるのではないでしょうか?でも、これって女子会?というように、ベビーシャワーってよくわからない、という方も多いはず。今日はベビーシャワーについて、詳しく解説していきます。
ベビーシャワーとは?
ももともとはアメリカやカナダといった北米で行われている 「妊婦をお祝いする」パーティです。あくまでも 「妊婦をお祝い」なので、出産前に開かれます。日本では無事に赤ちゃんが生まれてくるまでは・・・と思いがちですが、こちらでは気にしません。
ベビーシャワーはもともと第一子のために、女性だけ、大人だけが参加するパーティだと言われていますが、最近は会社で定時後に開始されたり、家族単位で行ったりと形態はさまざまになってきました。
ベビーシャワーは「シャワーのように溢れる愛情をbabyに贈る」ということで、周りの家族や友達から愛情とギフトを贈ります。もともと第一子のため、というのはこのベビーシャワーでは参加者が妊婦にギフトを贈るということからきています。 第一子だと赤ちゃんのためのものが揃っていないことも多いので、みんなでお祝いを兼ねて揃えてあげよう!というもの。ただ最近では第一子だけでなく、二人目、三人目でも気軽なベビーシャワーをすることも増えてきているようです。
友達が妊娠した!ベビーシャワーを企したい
友達から妊娠の報告を受けたあなた。この機会にベビーシャワーを企画してお祝いしたい!と思ったら、まずいつ頃に出産するのか、赤ちゃんの性別はわかっているのかを聞きましょう。そして、ベビーシャワーでお祝いしたいということを伝えます。
ベビーシャワー開催時期はいつ頃がいいの?
ベビーシャワーは、一般的には妊婦が安定期に入った7~8か月あたりで開催します。妊婦と相談して、早めに日程を決めておくのがオススメ。
妊婦の体調を考慮してパーティは2~3時間程度で切り上げることが多いです。ランチを食べながらお昼に開催することも多いですが、会社の定時後などで短めにして行われることもあります。
ベビーシャワーには何を準備したらいいの?まずは開催場所を決めよう
日程を決めたら、まず開催場所を確保しましょう。アメリカでは主催者の家で行われることも多くありますが、日本だとカフェやレストランで開催することも多いようです。
食事はどうする?ケータリング、持ち寄り、開催場所に合わせて決めよう!
開催場所が決まったら、次に食事をどうするか決めましょう。ホームパーティの場合はケータリングにするか持ち寄りにするか決めます。ケーキだけを買ってくるというのもアリです。アメリカでは美味しいケーキ屋さんがあまりないので、ケーキを買うというのも悩みますよね。日本ではサーティワンアイスクリームで有名な バスキンロビンスでアイスケーキのオーダーができますよ。
カフェやレストランで開催する場合は、パーティプランがあるかどうか、食事の予約ができるかどうかを確認するといいでしょう。
招待状を出そう!
アメリカのベビーシャワーは、結婚式のように招待状を送ることが多いです。最近はLINEやメールで招待状を送るということも増えたようですが、何かとカードを送るアメリカ。紙の招待状を作って封筒に入れて準備をしましょう。可愛いカードがたくさん売られています。
数が多い場合はオーダーしてもいいですね。
招待状には、開催日と場所以外に誰のベビーシャワーか、主催者は誰か、ということが書かれています。
ベビーシャワー開催場所の飾りつけはどうする?
赤ちゃんが男の子ならブルーやイエローベースで、女の子ならピンクや白ベースにするなど、赤ちゃんの性別でテーマカラーを決めても可愛いです。そのため、赤ちゃんの性別があらかじめわかっている方がいいですね。また、赤ちゃんの名前を決めている場合は、その名前をデコレーションに使うことや、名前当てゲームをすることもあります。
ホームパーティの場合、ペーパープレートや紙コップを用意する片付けの手間も省けます。テーマカラーに合ったものを用意すると、お部屋全体の雰囲気がまとまりますよ。
アメリカでは、パーティといえばバルーン。ベビーシャワーでもバルーンを使って部屋を飾りつけます。Amazonなどでバルーンのセットを買うのもいいですよ。バルーンセットを購入するときは、空気入れを用意するのもお忘れなく!口で膨らませるのは大変です!!
プレゼントはどうしよう?何を買えばいい?
日本では、出産祝いにおもちゃや洋服をプレゼントすることが多いです。「使ってもらえる喜ばれる」品をあげたいのが贈る側の心理。逆にもらう側の妊婦としては「欲しいもの、必要なもの」をプレゼントしてほしいと思うもの。これを解消するのが 「ベビーシャワーレジストリー」です。妊婦が必要なもの、プレゼントしてほしいものを集めた「欲しいものリスト」です。
ベビーシャワーレジストリーって何?
赤ちゃんが生まれたらこんなものを使いたい、着せたい!と赤ちゃんが生まれる前に準備しておきたいものから生まれてから揃えればいいものまでリストアップしたものです。
ベビーシャワーレジストリーを準備して、ベビーシャワーに来てくれる人たちに共有しておくと、その中からギフトを選んでもらえるという便利なもの。贈る側からすれば選びやすいし、もらう側からも欲しいものがもらえるという両方に嬉しいものなのです。
リストアップされたものは、消耗品からちょっと高額なものまで値段もバラバラです。誰かがレジストリーの中から自分の予算に合ったものを選んで購入すると、リストから消えるので、他の人と同じものを買ってしまうということもありません。妊婦さんはレジストリーを作って共有することをオススメします。
レジストリーって厚かましくない?
ベビーシャワーレジストリーで欲しいものリストを共有するなんて厚かましくない?と考える人もいるかも知れません。でも上で書いたように、贈る側も、妊婦に喜んでもらえるものを贈れるし、妊婦も欲しいものがもらえるという合理的なもの。もちろん、レジストリ―に載ったものをすべてプレゼントしてもらうのではなく、自分たちで揃えるものに漏れがないかを確認するという意味でもレジストリーを作る価値があります。
妊娠した!ベビーシャワーをしてもらいたい!
ベビーシャワーは「妊婦をお祝い」するもので裏テーマとして参加者から「ギフトを贈られる」パーティなので、妊婦側としては「ベビーシャワーする=ギフトちょうだい」とは言いにくいもの。最近では自分のベビーシャワーを開催しました、とか家族のベビーシャワーを開催しました、という記事も見かけますが、本来は周りが企画するものです。
また、当日までの企画から準備、当日の会場セッティングなどは主催者におまかせします。そのため、妊婦からこんな風にしてほしい、ゲームをしてほしい、などの要望は出さないのがマナーだと言われています。妊婦は身体の心配もあるので、当日元気にベビーシャワーに出席することを考えていればいいと思います。
ですので、友達から「ベビーシャワーをやりたい」と言ってもらったらありがたく開催してもらいましょう。
お返しは必要?
日本人の感覚からすると「半返し」でもらったもののお返ししようと考えがちですよね。でも アメリカ人の感覚では、もらったものがいくらくらいなのかを推し量るのがマナー違反だそうです。必ずしもお返しが必要というわけではないですが、あらかじめ準備をして、ベビーシャワーを開催してくれた友達、来てくれた友達にはお返しにプチギフトを用意するのもいいですね。
サンキューカードは喜ばれる!
お返しというより、サンキューカードを書くと喜ばれます。アメリカでは何かとカードが贈られるし、サンキューカードを書くことも多いです。ありがとうという気持ちをカードに書いて渡すのもいいでしょう。
お礼の気持ちなので、ベビーシャワー直後でなくても構いません。赤ちゃんが生まれた後に赤ちゃんの写真をつけてカードを贈る、というのでもOKなのです。あなたが贈りたいタイミングでOKです。
まとめ
ベビーシャワーは妊婦も妊婦の周りもハッピーになれるパーティです。新しく授かった命をお腹の中で育ててる貴重な時間。身近に妊婦さんがいたらぜひベビーシャワーを企画してあげてください。みんなでハッピーを共有しましょう。