アメリカでは車の運転が必須!運転するには交通ルールを守らなければなりません。また、移住してきたら、まず免許を取りに行く必要があります。
そこで今日は、アメリカ旅行者や移住者のための交通標識第一弾!交通標識の形と色についてまとめました。
アメリカの標識:赤い標識
赤い標識は止まれ、譲れ、入っちゃだめ!
八角形はSTOPサイン
赤い標識は一番大切な標識です。日本では多くの交差点に信号がついていますが、アメリカの交差点は信号の代わりに赤いSTOPサインがついていることが多いからです。交通量の少ない、住宅街の中の細い道でもSTOPサインがついていれば「一時停止」です。
この一時停止は八角形をしているので、対面にも八角形の標識が立っていれば向こうからくる車も一時停止というのがわかります。
逆三角形はYIELD(譲れ)サイン
日本では逆三角形の赤い標識は「止まれ」で一時停止する必要があります。アメリカの赤い逆三角形の標識は「YIELD」のサインです。これは合流していく先の道路を走る車を優先して道を譲り、安全であれば自分が進入してもよい、という意味です。
合流する先の道路に車が走っていないことを確認できれば進入しましょう。一旦停止と思って止まってしまうと、後続車から追突されるなど、事故につながる恐れがあります。
その他、四角いサイン
四角いサインは一般の標識ですが、赤で記号や文字が書かれていれば ”DO NOT ENTER” の進入禁止や、 “WRONG WAY” の逆走 などのその場を走行することが間違いですので、速やかに対処しましょう。
アメリカの標識:黄色い標識
黄色い標識は一般の注意標識
黄色いまるは踏切のサイン
アメリカの踏切には遮断器がないところや、遮断器が短いところもあり、日本のように「線路がある」とわかるようなところが少ないです。また日本の場合、JRや私鉄など客車が通る線路が多く、自分が住んでいる家の周辺だと駅の位置から線路が通っているところがわかりやすいです。それに対してアメリカの場合は客車ではなく、貨物列車のための線路が多くあり、普段移動のために使う電車ではないので、どこに線路が通っているのか知らなかったりもします。
また、日本のように踏切に入る前で一旦停止しないので通行に気をつけてください。
黄色いひし形サインは通行の注意
黄色いひし形サインには、さまざまな注意が書かれています。先に合流があるよ、とか幅員減少とか落石注意、凍結注意など。日本の標識より文字が書いているものも多いですが、どれも短い単語でわかりやすいです。
その中でも特に覚えておくとよいのが「予告標識」です。この先に信号があるよ、この先にストップサインがあるよという標識です。たとえばこの先にストップサインがある場合は、標識の中に赤い八角形が描かれています。
アメリカの標識:オレンジの標識
オレンジの標識は工事中のしるし!
日本だと道路工事は年度末に行われることが多いと思いますが、アメリカでは年中どこかで工事が行われているように感じます。工事中や補修中の場所はオレンジの標識で示されています。
オレンジのひし形サインは工事予告や工事通行止めのサイン
オレンジのひし形は、この先の道で工事しているよ、という予告や ”ROAD CLOSED AHEAD” のように、この先の道は通行止めになっていることを表しています。
オレンジの四角いサインは工事中やう回路のサイン
オレンジの四角いサインはここで工事しているよ、とかここで工事が終わりだよ、という工事の範囲を表したり、”DETOUR” というう回路を表しています。
アメリカの標識:黒の標識
黒の標識は一方通行
黒い標識はあまりありませんが、一方通行の方向を表すのに使われています。見ての通り、矢印の方向にしか進めません。
アメリカの標識:白い標識
白い標識は一般の標識
白い標識は制限速度を示したり、左折禁止、右折禁止、駐車禁止などを表しています。また、信号の停止位置を表したり、赤信号での右折禁止を表しているものもあります。
白い標識は四角形ですが、中に書いている図や文字が赤で描かれているものは禁止事項を表していますので、注意して見てください。
アメリカの標識:蛍光黄緑の標識
蛍光黄緑は学校関係
蛍光黄緑はスクールゾーンや学校に関することを表す標識です。特にベース形の蛍光黄緑の標識は学校があることを示しています。
また、学校前の道路は登下校時刻などに制限速度が設けられているところがあり、制限速度を表す白い標識に ”SCHOOL” と記されているところもあります。
まとめ
標識の色にはこのほか緑や茶色など他の色もありますが、この記事では特に覚えておきたい色と形をご紹介しました。交通ルールを守ることは運転の際の大前提!
しっかり覚えて事故のないように安全運転を心がけましょう。