日本への一時帰国のときには免税で買い物しよう!免税条件と手続きを解説!

日本への一時帰国のときには免税で買い物しよう!免税条件と手続きを解説!

日本人でも海外居住している人は、一時帰国のときに消費税が免税になるって知っていますか?一時帰国のときにはあれこれ買いたいものがありますよね。オトクに買い物ができるように、今日はこの免税条件と手続きを徹底解説します!

免税ってどういうこと?

免税とは、税金を免除することです。どんな税金を免税してもらえるのかというと、私たちがモノを買うときに支払っている「消費税」のことです。消費税は国内で消費されるものにかかる税金なので、日本で消費せずに自分の国に戻って消費するものに対しては免除してあげましょう、というものです。

誰が免税でモノを買えるの?

誰が免税で買えるかというと、日本に住んでいない「非居住者」です。日本を訪れる外国人(報告外国人と呼ばれる)と2年以上外国に滞在する目的で日本を出国し、外国に滞在する日本人を指します。
ただし、非居住者であっても事業用や販売用に購入することが明らかな場合は免税販売の対象外になります。

どこでも免税で買えるの?

それでは、どこでも免税で買えるのでしょうか?実はそうではありません。「免税店」だけになります。免税店とは、税務署によって免税販売の許可を受けた店舗です。
許可は「店舗ごと」になります。たとえばユニクロでも免税店になっている店舗と免税店になっていない店舗があります。
日本に帰ったらユニクロに行って免税で買い物しよう!と出かけても、免税店になっていない店舗だと免税での買い物はできないので注意しましょう。
東京や大阪のような大都市や、京都や金沢などの観光地として人気がある場所では免税店の看板を掲げたお店が多くあります。

何が免税になるの?

何が免税になるかというと、家電製品や洋服、民芸品などの一般物品と食品や化粧品、医薬品などの消耗品が免税の対象になります。

一般商品

  • 同じ店舗において、1日の購入合計額が5000円以上

消耗品

  • 同じ店舗において、1日の合計金額が5000円以上50万円未満。
  • 消耗品を購入してから30日以内に輸出する(日本を出国する)こと
  • 日本国内で消費されないように、指定された方法による包装がされていること

免税で買い物するには何が必要?

免税で買い物するには、パスポートが必要です。日本人の場合は「通常は外国に住んでいて、一時帰国している」ということを証明する必要があるので、パスポートに日本入国のスタンプが押されている必要があります。免税手続き時にこのスタンプを確認されます。

1.日本入国時の手続き

空港で、日本人の入国をスムーズにするために自動化ゲートが設置されているところもあります。ゲートにも注意書きが掲示されていましたが、日本に入国するときはパスポートに入国スタンプを押してもらいましょう。
成田空港では、自動化ゲートを通過した後に有人のゲートがあり、スタンプを押してもらえます。スタンプが必要ない場合は有人のゲートをスルーすることができます。

2.商品購入時

前にも書きましたが、免税店で買い物をする必要があります。
大型の家電量販店やユニクロなどでは免税専用レジがあり、パスポートを提示するとその場で免税価格での購入が可能です。
デパートなどでは、税込み価格で一度支払をした後、免税カウンターで消費税分を返金してもらうという流れになります。デパートでは消費税分の全額が返金されるのではなく、1%程度の手数料を引かれてしまいます。

3.日本出国時の手続き

日本出国時には、商品購入時にパスポートに貼られた書類を税関職員が回収するだけです。商品を見せることはないです。

阪急百貨店はペルソナカードで割引した上に免税もある!

阪急百貨店では、ペルソナカードを持っていると会員5~10%の会員割引があります。そしてペルソナカードを使うと、この割引に加えて免税になるのです!!(ただし、自分名義のカードを使わないとダメです)最大の10%割引になっていると、消費税8%の免税を合わせるとかなりオトクになりますよね!

Appleストアでも免税になる!

iPhoneなど、通常では割引になることが少ないものはAppleストアでの購入をオススメします。
家電量販店で販売されているiPhoneだとドコモやau、ソフトバンクなど日本国内のキャリアで使うことを想定されています。海外で使うためにはSIMフリーのiPhoneを購入する必要がありますが、SIMフリーのものはAppleストアでの購入になります。
私も銀座のAppleストアに行きましたが、外国人でいっぱいでしたよ。

家電量販店ではポイントと免税は併用できないことがあるので注意!

ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店では、お店独自のポイントシステムがあります。購入額の何%かをポイントとして還元されるシステムですが、免税を使う場合はポイントと免税の併用ができないところが多いようです。
ポイント還元と免税のどちらがオトクか確認した方がいいようです。

まとめ

日本に一時帰国したときにはあれこれ買い物しようと計画しても、免税は外国人だけのもの、とか海外に移住した人だけのものと思っている方も多いようです。仕事関係で現地駐在している方にも適用されますので、お買い物のときにはパスポートを持参して免税の買い物を楽しみましょう!

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