特別機内食って何?メニューだけでなく「特別」な気分が味わえる!

特別機内食って何?メニューだけでなく「特別」な気分が味わえる!

特別機内食って何?

小さい子どもやアレルギーがある人、宗教的に食べられないものがある人に向けて特別に用意した機内食を「特別機内食(スペシャルミール)」といいます。

特別機内食は航空会社によってさまざまな種類のものが用意されています。「特別機内食 〇〇(航空会社名)」で検索するとどんな種類の機内食があるか参照できますよ。
この記事では、日本の航空会社JALとANAの特別機内食をご紹介します。

JAL(日本航空)の特別機内食

JAL(日本航空)の特別機内食は、おおまかに「お子さま向け」「ベジタリアンミール」「アレルギー対応食」「健康に気を配っている人向け」「宗教に関わる食」の5つに分かれています。

JALのお子さま向け特別機内食

お子さま向けには、0~8か月までの赤ちゃん向けの離乳食、9~2歳未満までの幼児食、2歳以上12歳未満の食事の3種類あります。大人に比べて、食事の量が少ない子どもが搭乗する場合に選択するといいですね。見た目も子ども向けにかわいらしく盛り付けられているようです。

JALのベジタリアン向け特別機内食

ベジタリアンと一口にいっても、卵、乳製品を食べる人、卵、乳製品も食べない人、動物性由来の食品は全く食べない人、とさまざまです。

JALのベジタリアンミールはそんなさまざまな人に合わせて卵、乳製品あり/なし、生野菜中心、中華風に味付けされたオリエンタルベジタリアンミール(動物性食品、動物由来製品、卵、乳製品なし)が用意されています。

JALのアレルギー対応食

アレルギーを持っている人は、じんましんなどの症状だけでなく、ひどい時には死亡することもあるので該当する食品が入っていないかというのはとても気になるところです。

JALでは、えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7大アレルゲン対応食を始め、これらを含む27品目のアレルゲン対応食と27品目アレルゲン幼児食が用意されています。アレルギー対応食を申し込んでおくことで、機内食も安心して食べられますね。

JALの健康に気を配っている人向けの特別機内食

アレルギーを持っているわけではないけど、塩分を制限していたり、カロリー制限をしている人もいるでしょう。そういった人向けに「消化のよい食事」「低塩分」「糖尿病」「低カロリー」「低グルテン」「低脂肪」「シーフード」「フルーツ」「低乳糖」と9種類の食事があります。

JAL宗教に関わる特別機内食

宗教的に食べられないものがあったり、戒律を守らなければならない場合など、ヒンズー教、ジャイナ教、イスラム教、ユダヤ教の食事が用意されています。ユダヤ教ミールは、ユダヤ教の戒律・慣習に沿って祈祷、封印して提供されます。

宗教に関わる食事といっても信者以外でも申込ができるようです。

ANA(全日空)の特別機内食

ANA(全日空)の特別機内食もJALと同様で、おおまかに「お子さま向け」「ベジタリアンミール」「アレルギー対応食」「健康に気を配っている人向け」「宗教に関わる食」の5つに分かれています。

ANAのお子さま向け特別機内食

お子さま向けには、0~1歳までの赤ちゃん向けの離乳食、2~5歳までの幼児食が用意されています。柔らかくて噛みやすいものが提供されるようです。

ANAのベジタリアン向け特別機内食

ベジタリアンミールは、卵、乳製品を使っているもの、ビーガン向けに卵、乳製品、はちみつなど動物由来のものが使われていないもの、生野菜や果物だけのものなど5種類が用意されています。使われている食品だけでなく味付けの好みでも選択できます。

ANAのアレルギー対応特別機内食

ANAのアレルギー対応食も、JALと同様にえび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7大アレルゲン対応食とこれらを含む27品目のアレルゲン対応食があります。アレルギー対応食を選択することで、安心して食事ができますね。

ANAの健康に気を配っている人向けの特別機内食

ANAでも食事制限をしている人向けの食事を提供しています。材料だけでなく、調理方法や味付けも工夫されています。「糖尿病」「低塩分」「低脂肪」「低カロリー」「消化のよい食事」「グルテンフリー」「低乳糖」「フルーツ」「シーフード」と9種類の食事があります。

ANAの宗教対応特別機内食

ANAの宗教対応機内食も、ヒンズー教、イスラム教、ジャイナ教、ユダヤ教向けの食事が用意されています。

特別機内食は事前申し込みが必要!

JALやANAだけでなく、各航空会社でも多くの特別機内食が用意されています。ただし、飛行機に乗ってから「特別機内食をお願いします!」と言っても、もちろん食べることはできません。搭乗前にあらかじめ申し込んでおく必要があります。

申込みの締め切りも、メニューによって搭乗48時間前ということもありますので、各航空会社のHPを見て申込みしましょう。

特別機内食はメニュー以外も「特別」

搭乗時に申し込んだ機内食を確認される!

特別機内食は、メニュー以外にも「特別」なことがあります。搭乗して席に着くとCAさんが来るんです。そして、名前と申し込んだ機内食を確認されます。アレルギーなどで摂った食事が生命に関わるなんてこともあるので、確認は当然ですよね。

そして、テーブルと座席には提供するときに間違えないように、シールが貼られます。せっかく最初に確認しても提供するときに間違えてしまうと意味ないもんね。

特別機内食は食事が最初に提供される!

そして、実際のお食事タイムでは、特別機内食はなんと座席がどこであっても「最初に提供」されます。みんなの食事を乗せたワゴンが動く前にさっさと持ってきてくれるのです。

この「最初に提供される」というのはかなりいいと思います。たいてい、食事が終わるとお手洗いに並びますよね。日本-アメリカなどの長距離の場合、お手洗いで歯磨きすることもあります。そうなると時間がかかって、なかなか空かないんですが、早く食事が来る=早く食べ終わる、さっさとお手洗いを使える、ということになるからです。

実際、エコノミーの後方座席まで食事を配り終わる前に食べ終わるということもありますよ。お手洗いが混む前に歯磨きして、顔も洗って寝る準備バッチリ!ということも可能なんです。

まとめ

特別機内食は、あらかじめ申し込んでおくことで機内食でも自分の好みのものが食べられるというものです。メニューだけでなく、提供されるタイミングも「特別」なので更に機内で過ごすのが快適になりますよ。早朝到着の便など機内食が重い・・・という場合に選択することもアリかも。

長旅が少しでも快適になりますように。

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