外国に友達がいないのに外国から郵便が届く!?英語勉強にも魅力的なポスクロを紹介

外国に友達がいないのに外国から郵便が届く!?英語勉強にも魅力的なポスクロを紹介

メールやLINE、さまざまなアプリで必要な通知が来る今日。郵便受けには不要なダイレクトメールやカードの明細だけという方も多いでしょう。郵便受けをチェックするのは週1回かな、という方もいるかも知れません。

でも、そんなあなたも外国から手紙やはがきが家に届いたらドキドキしませんか?宛先に書かれた自分の住所や名前がアルファベットで書かれていたら嬉しくならないですか?

そんなことが実現できるのがPostcrossing(ポストクロッシング、通称ポスクロ)です。しかもこのポスクロ、無料で始められるんです。どんなものか見てみましょう!

ポスクロって何なの?

Postcrossing(ポストクロッシング、通称ポスクロ)は世界中の人とはがきを交換するプロジェクトです。登録したメンバー間ではがきを送り合います。メンバーは世界中にいるので、あなたにも世界中からはがきが届くというものです。

ポスクロのしくみって?

それではなぜポスクロを使って世界中からはがきが届くのでしょうか?そのしくみを解説します。
ポスクロのメンバーは、はがきを送りたいときにサイトを訪れると、ランダムで送り先を選出することができます。選出された相手にはがきが届いたら、自分のところにも世界のどこかからはがきが送られるというしくみ。

送り先が選出されるときにIDが割り振られるので、このIDをはがきに書いて送ります。受け取った相手がポスクロのサイトにIDを登録することで、「はがきが届いた」と認識されます。

メンバーの住所は常時公開されているのではなく、はがきを送る段階(選出された)で初めて送り先の住所が公開されます。相手がIDを登録して「はがきが届いた」という状態になると、住所が見えなくなります。

登録したときには一度に5枚のはがきを送ることができます。相手にはがきが届いてIDを登録してくれたら新しく1枚はがきが送れるようになります。送ったはがきの累積が増えると一度に送ることができるはがきの枚数が増えるんです。こうしてメンバー間で、選出された誰かにはがきを送り、自分も誰かの送り先に選出されることではがきを受け取ることができる、というしくみです。

同じ人が選出されることはなく、一方通行の矢印があちこちに飛び交っているイメージで、文通とは少し違います(もちろん同じ人とやり取りをすることも可能ですが、基本的な使い方は一方通行)。

ポスクロをやってみていいと思ったこと

海外には旅行するだけで留学経験もない私が、海外からはがきが来たら楽しいだろうなと思ってポスクロを始めてみて、よかったな!と思ったことがたくさんありました。

いいことその1:外国から郵便が届いたら楽しい

郵便受けに見知らぬ国から郵便が届いたら単純に楽しいです。ポスクロでは、送り先がランダムに選ばれるので、知らない国や地域、地球の裏側からはがきが届くこともあります。知らない土地だとどこから来たのかな?と地図で調べることも楽しいですよ。

いいことその2:返事書かなきゃ、のプレッシャーがない

文通だと「手紙が来たから返事書かなきゃいけないな」というプレッシャーがありますが、ポスクロは一方通行なので、返事書かなきゃ、というプレッシャーがありません。ポスクロの基本的なところは「相互に送り合う」ことなので、疲れているときははがきを送らないでいると、自分のところにも届かないようになっています。疲れていたり忙しいときは一旦お休みすることもできる、というのがいいところです。

いいことその3:変わった切手やはがきを楽しめる

日本でも季節に応じた切手やキャラクターの切手などいろんな種類が発行されていますが、海外の切手もいろんな種類があって楽しいです。またはがきもお国柄が出ていたりするので、はがきも楽しめます。

ちなみにアメリカは「Global Stamp」という海外に送る専用の切手(値段も固定なので、切手を組み合わせて海外用の金額に合わせなくてもよい)が1種類だけあります。日本に住んでいたときは「アメリカ人はなんで可愛い切手じゃなくて同じ切手ばかり貼ってくるんだろう?」と思っていましたが、これ1枚だけ貼ればいいという便利な切手ということがわかってナゾが解けました(笑)

いいことその4:英語の勉強になる

ポスクロで送るはがきは絵はがきです。裏一面に絵や写真があるので、宛名を書く面の半分だけがメッセージを書く場所になります。スペースがないから長文が書けないですね。英語がニガテでも大丈夫!おまけにどのはがきも「はじめまして」の人に出すから、前のと同じことを書いても大丈夫!「英語書かなきゃ」って気負うこともありませんよ。

いいことその5:手書き文字が読めるようになる

たまに印刷したメッセージをはがきに貼ってくる人がいますが、多くの人はメッセージを手書きしてくれます。これは予想していなかったことですが、外国人が書いた手書き文字を読めるようになります。字が上手でない人はどこの国にもいるわけで・・・(笑) 何を書いているのかわからないことも多いですが、数をこなすうちに読めるようになってきます。

ポスクロをやってみてイマイチだなと思ったこと

イマイチだと思ったことその1:最初にはがきを受け取るまでが長い!

ポスクロは、メンバー間で「相互にはがきを送り合うこと」で成り立っているので、自分がはがきを送らない限りは自分にはがきが届くこともありません。この「はがきを送る」というのが「自分が書いたはがきが相手に届いたとき」なので、相手にはがきが届くまで待ちの時間が長く感じます。

イマイチだと思ったことその2:「何も書かない」はがきを要求する人がいる

恐らくはがきコレクターだと思いますが、「はがきに何も書かないで封筒に入れて送って」という人がたまにいます。私ははがきをコレクションするというより、世界中の人とのコミュニケーションを楽しみにしているので、「何も書かないで」と言われるとちょっと戸惑ってしまいます。

このようにイマイチだと思うこともありますが、私にとっては楽しいと感じることの方が多いです。

こんなにいいことがあるポスクロはなんと無料!!

ポスクロに登録して、世界中の人とはがきのやり取りをするのはなんと無料!こんなに素敵な仕組みが無料で使えるなんて素敵!ぜひ英語を勉強するみんなにも使ってほしい。

海外に郵便を送るのって高いんじゃないの?そんなことはありません。

日本国内にはがきを送る場合は62円。じゃあ海外に送るのは高いんじゃないの?いくら無料で登録できるからと言っても・・・と心配するあなた。この記事を書いている2019年7月現在、日本から海外にはがきを送るのは世界中どこでも70円なんです!日本国内に送るのが62円なので、ほぼ同じ値段じゃない!? そして世界中のどこでも70円ではがきが送れるということは、どこに送りたいか、ポスクロで選ばれた国がどこかによって切手代を調べ直す必要がありません。

通常、「70円切手」というのは売られていないので、62円+8円分の切手、50円+20円分の切手など組み合わせて70円になるようにいくつか買っておくのもオススメです。

時々、「ご当地カードを送ってほしい」とか「封筒に入れて送ってほしい」というハガキコレクターもいますが、相手の希望を叶えてあげる義務はありません。相手に合わせてはがきを買ってくるか、持っている中から選ぶかはあなたの自由です。

まとめ

海外に友達がいるわけでもない多くの人にとって「海外から郵便物が届く」というのは非日常のできごとだと思います。こんな非日常を味わいつつ、英語の勉強もできるポスクロ、とても魅力的だと思いませんか?

字幕なしで英語を観る、シャドーイングをする、という英語の勉強もありますが、どれも楽しみながらすると続けられるものです。あなたのライティング、リーディング向上にポスクロを使ってみてくださいね。

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