結婚する時に浮上する「どちらの姓を名乗るか」という問題。
夫となる人の姓を名乗ることが多いと思いますが、選択は人それぞれ。でも二者択一ですよね。
国際結婚は名字(姓・氏)の選択肢が増えます!今日は、意外に知られていない国際結婚の名字(姓・氏)について書いていきます。
国際結婚後の名字(姓・氏)は夫婦別姓が基本
外国人と結婚する場合、姓を変えるか変えないか選ぶことができるらしいです。というか、国際結婚の場合は基本的に夫婦別姓。婚姻届を出しただけでは日本人の名字(姓・氏)はそれまでと同じままです。「結婚したら姓が変わる」ということに特に問題を感じてない私にとっては、選べる、ということにビックリΣ(゜Д゜)
国際結婚の場合、配偶者の名字(姓・氏)に変更するには手続きが必要とのこと。
「じゃあ変えればいいやん」
色々調べたら、
外国人と結婚する場合、相手の国で漢字名が使われている中国とか韓国以外はカタカナ表記になる
んだって。
名前にはアルファベットをつけられない(A子:エイコ みたいな名前はダメ)ので、外国人と結婚したとしても相手の名字(姓・氏)のアルファベットを戸籍上使えないということになります。
アルファベットを使えるとしたら、じゃあアラビア語はどうなんだ、ロシア語はどうなんだ、その他の言語は?ということになるので日本語(漢字・ひらがな・カタカナ)だけというのは妥当な考えなのかな、とも思います。
名字(姓・氏)にアルファベットは使えないよ!
とはいえ、カタカナしか使えないのか・・・ということをここで知ったのでした。。。
ダーリンは元日本人で国籍を変えた人なので、日本の姓なのにカタカナになっちゃう。「スミス」とかだと外国人と結婚したということがわかりやすいけど、元日本人のダーリンの姓は当たり前だけどめっちゃ日本語読み。
「ここはフリガナじゃないですよー?」って言われへん?
言われそう…。
というわけで夫婦別姓にするメリット・デメリットは色々あると思いますが、「相手の名字(姓・氏)」に変更するにはどうすればいいかということを調べてみました。
国際結婚後の名字(姓・氏)の変更方法は2つある!
婚姻届には、夫となる人、妻となる人のどちらの姓を使うかということを記載する欄があります。これは双方の戸籍上の名字(姓・氏)のうちどちらかを使うかを決めて、宣言する欄です。
ただし、国際結婚の場合は相手が戸籍を持っていないため、「どちらの姓を使うか」という選択ができないということになります。婚姻届上の選択肢は「自分の姓のみ」ということになるんです。
国際結婚後に外国人配偶者の名字(姓・氏)に変更したい場合、方法は2つあります。
- 婚姻届と同時~婚姻届提出後6か月以内の場合
→ 外国人との婚姻による氏変更届(ながっ!)を提出します。 - 婚姻届提出後6か月以上経った場合
→ 家庭裁判所に申し立てが必要です。これは結構面倒らしい・・・。
恐らくこの記事を読んでいる方は、これから自分の名字(姓・氏)をどうしようかなぁと考えている段階だと思うので、「外国人との婚姻による氏変更届」について紹介しますね。
外国人との婚姻による氏変更届の提出
ここで注意は「婚姻の日から数えて6か月以内に限る」ということです。
いかなる理由であっても6か月を超えると「家庭裁判所に申し立て」ということになるので注意してください。
私の場合、婚姻届の提出と同時に、窓口で主人の姓を名乗りたいと言って、変更届の用紙をもらって記入し、その場で提出しました。ただ、同時に提出したからといって、同時に戸籍に反映される訳ではありません。私の場合、戸籍への反映までには2週間かかると言われました・・・。
ちなみにこの変更届、相手の承諾なしで提出可能です(笑)
まぁ、名前が変わるのは自分自身なので、承諾も何もないだろう、という感じがしないでもないですが。
届出書は https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/koseki/pdfs/31gaikonsi.pdf
でもダウンロードできます。
国際結婚で名字(姓・氏)を変えるパターン
パターン1.元の名字(姓・氏)から配偶者の名字(姓・氏)にまるっと変更しちゃう
自分が「鈴木 花子」で相手が「ジョン・スミス」の場合、「スミス 花子」になります。日本人同士で結婚して相手の姓を名乗るのと同じですね。
パターン2.自分の名字(姓・氏)も配偶者の名字(姓・氏)も名字(姓・氏)に入れちゃう
自分の名字(姓・氏)に配偶者の名字(姓・氏)がプラスされます。「スミス鈴木花子」という名前になります。「スミス鈴木」さんになるということですね。ミドルネームも姓にいれちゃうパターンもあります。
パターン3.配偶者の名字(姓・氏)に変えつつ、自分の名字(姓・氏)を名前に残す
パターン2と若干違うのですが、名字(姓・氏)は相手の姓に変える。そして、名前に自分の名字(姓・氏)を移しちゃう、というパターンです。「スミス 鈴木花子」さんで、名字(姓・氏)は「スミス」さんになるということです。
まとめ
選択肢がたくさんありますね。私のように「なんちゃって国際結婚」ではなく、ガチで国際結婚の場合は悩みそう。
私は主人の姓を選択しましたが、カタカナ表記ということで「なんで?」と疑問に思われることも多いし、申込書などに名前を書くときに「読み仮名は上の欄ですよ(笑)」と言われることも結構あります(笑)
また、結婚後どこに住むかということも影響しそうですね。日本だと名字で呼ばれることも多いし。ただ、会社勤めの場合、旧姓を使うという選択もできることが多いと思うので、仕事上の・・・という理由はあまり考えなくてもいいかと思います。
アメリカの場合だと下の名前で呼ぶことが多いので、逆に「名字なんだっけ?」って考えることも多いです(笑)
いずれにしろ、選択した後の変更は大変だと思うので、しっかり考えて決めてくださいね!