アメリカの年越しって?クリスマスが終わったらどんな感じ?

アメリカの年越しって?クリスマスが終わったらどんな感じ?

日本では、クリスマスが終わると一気にお正月モードに切り替わります。デパートなどでは昨日までクリスマスプレゼントにはこれ!とオススメしていたのに、もうおせち料理、お年玉、お正月モード。

アメリカではクリスマスが終わったらどんな感じになるのか?どのように過ごすのか?ということについて書いてみます。

クリスマスが終わったら?

アメリカでは、クリスマスは1年の中でも1、2を争うような大きなイベントです。お店も休業したり早めに閉店したり・・・クリスマスを外で楽しむというより家族が集まって家で楽しむことが多いです。

クリスマスが終わっても、日本のように一気にお正月モードに切り替わるわけではありません。お店にあるクリスマスツリーは片付けられるところが多いですが、一般の家庭ではクリスマスイルミネーションもそのままにしているところが多くあります。

日本のように「今年もあと〇日」というような、いく年を惜しむような雰囲気もありません。三が日が終わったような、燃え尽きたような雰囲気がしています(笑)

クリスマス後のお店は?

クリスマス当日には、早くもクリスマス用品のセールを始めるところもあります。クリスマスが開けて26日には通常通りに営業します。クリスマス用品やプレゼントのセット商品、クリスマス柄のパジャマやセーターなどの半額セールが行われていたりします。
そして、クリスマス用品に代わって、ツリーやオーナメントを片付けるためのケースが棚に並べられています。アメリカって何でも専用のケースがあるなぁって感心。

そして年末に近づくにつれ、50%オフから75%オフになり、ここぞとばかりに来年用なのかリースやライトなどを買う人がたくさんいます。どれだけプレゼントをあげるんだ?というくらいにラッピングペーパー(アメリカではお店でラッピングしてくれないので、自分でラッピングする人がほとんど)を大量に買う人も。

クリスマスカードもセールになっているので、私も来年用に買っちゃいました!掘り出し物もあるので、このタイミングで探してみるのもオススメです。

アメリカの大晦日は?

日本のように「今年もあと〇日」という感じがないので、なんとなく大晦日になる、というイメージがあります。多くの会社はクリスマス休暇からつながった形でお休みのところも多いですが、お店は開いているところが多いです。
カフェやレストランでは一部営業時間を短縮しているところもあるようです。

また大晦日のテレビ番組は、日本のように年末特番や年末スペシャルというようなものがなく、通常と同じような放送です。テレビを観ていても、年末だなぁという感じがあまりしません(笑)

強いていえば、お店などで “Have a great new year!” などと言われることです。これは日本で「よいお年を」と言われるようなものでしょうか。

アメリカのカウントダウンは?

アメリカでは、大晦日のテレビ番組でも年末特番のようなものはありませんが、年越しの12時近くなると、カウントダウンのような番組が始まります。

カウントダウンでも最も有名なのは、ニューヨークのタイムズスクエアで行われるもので、毎年何十万人もの人が訪れるといいます。アメリカの中では一番早く新年を迎えるということもあり、とても盛り上がります。

このカウントダウンのために、10時間以上も寒い外で待たなくてはいけない、とか、一度並ぶとトイレにも行けない、など想像を超えるようなツライ待ち時間があるとも言われています(2018年12月31日は8度くらいあるようですが、天気は雨。やはり寒そうです)。

年越しの瞬間は?

さて。年越しの瞬間ですが、日本では紅白歌合戦が終わってゆく年くる年が始まり、除夜の鐘が聞こえてきて、「今年も終わりだなぁ」としんみりした気分になっていました。

しかし、アメリカでは新しい年が始まるぞ!という気持ちの方が大きいようです。

ニューヨークは「移民の坩堝(るつぼ)」と言われているだけあって、タイムズスクエアでのカウントダウンでは、各国の年明けの時刻に合わせてカウントダウンが行われます。時差がある国のカウントダウンだと、ニューヨークがまだ明るい時間ということもあるので、他国のカウントダウンではやはり盛り上がりに欠けるようです。

ニューヨークのカウントダウンになると大盛り上がりになるようで、テレビでも中継されています。アラスカを除くアメリカ本土では大きく4つのタイムゾーンがあり、ニューヨークを含む東部時間はアメリカの中でも一番早く新年を迎えます。
東部時間以外の区域に住んでいる人は、まずテレビでタイムズスクエアのカウントダウンを見たあと、地元のカウントダウンイベントの中継を見たりするようです。

お正月は花火を上げてもいい日!

アメリカでは、花火は「危険物」とされているのか、日本のようにいつでも花火を上げてもいいわけではありません。もちろん、その辺で花火が売られているわけでもありません。独立記念日など花火を上げてもいい日が州ごとに決まっています。イリノイ州やオハイオ州など、打ち上げ花火が禁止されている州もあります。花火を上げてもいい日が近くなると、テント式の臨時の花火屋さんが広場などに出現します。ちなみに私が住むテネシー州は、2018年は6月20日から7月5日まで、12月10日から1月2日までが花火を売ってもいい日のようです。

花火を上げて新年を祝うカウントダウンイベントをしたり、個人で花火を上げて新年をお祝いする人もいるようです。

まとめ

アメリカでは、クリスマスが終わると燃え尽き症候群のようで、年末までは静かに過ごすようです。しかし、レストランやスーパーなどで “Have a great new year!” などと挨拶されることもあります。

年越しはカウントダウンイベントで盛り上がるところは日本と同じかもしれませんが、家族でゆっくり過ごす人も多いようです。

2019年もよい年になりますように。

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