1月のテネシーはとっても寒いです。最高気温がマイナスという日もあるほど。そんな寒い日は学校が始まるのが遅かったり、休みになったりします。今日はそんな寒い日あるあるをご紹介します。
テネシーってアメリカのどのあたり?
テネシーという地名は聞いたことがある人も多いかと思います。私がアメリカに住むことになると周りに話したときも「テネシー知ってる!でもアメリカのどの辺?」とか「テネシーってアメリカの西(海岸)?東(海岸)?」って言われることも多かったです(苦笑)
テネシーはアメリカを縦半分、横半分に4つに割ったら右下エリアのだいたい真ん中あたりにあります。なので、「西?東?」って聞かれたときは「真ん中らへん」と答えていました。
テネシー(内陸部)は寒暖差が激しい!
そんなテネシーは海がない内陸部。緯度でいうと埼玉と同じあたりです。日の出日の入りもだいたい同じ時間。季節の変わり目もだいたい同じくらい。
ただ大きく違うのは、寒さ!朝晩の冷え込みが激しく、気温もぐぐっと下がります。
海は暖まりにくく冷えにくい、陸地は暖まりやすく冷えやすいという特性のため、寒い時には熱が逃げて(熱が逃げるときの)放射冷却もあって気温が下がります。日本は海に囲まれた長細い列島のため、内陸部の特性をあまり感じないのかもしれません。(大阪育ちなので、内陸部という意識もあまりなかったし)
テネシーよりもっと北部のミシガンあたりになると、昼間でも-20℃近くまで下がる日もあるので、冬は長くてツライよーとミシガンに住んでいた友人が話していました。曇りの日も多いので日中気温が上がらず、1日中寒いよ、とも。
学校に通う子供たちも寒い
そんな寒い毎日。学校に通う子供たちももちろん寒いのです。アメリカではスクールバスで学校に通う子供も多いですが、スクールバスを待っている間に凍えちゃうという考えなのか、「今日は学校が始まるのが2時間遅れる」とか「学校休み」ということもあるんです。そういうときはテキストメッセージが届いたり、朝のニュースで「〇〇Countyの学校は休み」と知らせてくれたりします。
Countyって何?
「County」というのはCountry(国)ではなく「郡」のようなものです。ちなみにテネシー州には95のCountyがあります。「郡」のようなものですが、自分の住所にはこの「County」は入らないんです。車のナンバープレートには入ってるんですけどね。。。
学校も休み
「子供は風の子」ちゃうの?と思うけど、朝なんてホント寒いから休みになるのは当然なのかしら。。。マイナス気温の中、外でバスを待つなんて寒いもんね。
温度表示華氏と摂氏
出ました、わからない単位「華氏(Fahrenheit)」アメリカに長年住んでいる主人でも「わかりにくい」と言うアメリカで使われる温度の単位です。
華氏の定義
日本で使われている「摂氏(Celsius)」は水が凍りはじめる温度を0度、沸騰する温度を100度としています。それに対して「華氏(Fahrenheit)」は水が凍りはじめる温度を32度、沸騰する温度を212度としていて、その間は180度あるんです。
華氏はわかりにくい?
確かに華氏はわかりにくいんですが、華氏0度から100度の間が人間が普通に生活していて体験する気温ともいわれています。たしかに、華氏0度(摂氏-17.7度)は冷凍の温度くらいだし、華氏100度(摂氏37.7度)だと熱が出たときや夏の暑い日の気温ともいえます。そう思うとわかりやすいのかな、と思えなくもないのですが(笑)
気温を華氏で表したとき
上にも書いたとおり、アメリカに長く住んでる人でも華氏表示はわかりにくい、と言います。華氏と摂氏の変換は単純に割れば算出できるものではないので、難しいです。
私は、気温を表すのは「だいたい」でわかるようになりました。温度計が華氏20度台を示していると「マイナスだ、寒い!」と思うし、華氏60度台を示していると冬だと「少し暖かいかなぁ」と思います。夏に90度を超えると「やっぱり暑いなぁ」って感じ。だいたいで把握するようにしてます。
料理で華氏を使うとき
料理で華氏が出てくるのはオーブンを使うときです。アメリカの家のキッチンには大きなオーブンが備え付けられていて調理にもよく使います。ただ日本のレシピを使うとオーブンの設定温度が摂氏で書かれているのでよくわからない、という人もいます。毎回計算するのが面倒なので、レシピに書き込んでいるという人もいますよ。
私は何度くらいかよくわからず、「よし、ピザを焼こう!420度設定!」ともう何も考えずにオーブンの設定をしています。
まとめ
まだまだ寒い日が続く・・・と思っていたら今週末は最高気温が摂氏18度、来週は摂氏20度まで上がるようです。身体もおかしくなりそうです。
日本もまだ冬が続いますね。春が来るまであと少し。風邪をひかないように冬を乗り切りましょう。