アメリカに住んでいても英語が話せない現実の話

アメリカに住んでいても英語が話せない現実の話

アメリカに限らず、外国に住んでると聞くと「英語が話せるんだろうなぁ」とうらやましく思う人も多いでしょう。でも外国に住んでいても英語が話せない人は多いし、住んでいるだけでは英語が話せるようにはなりません(笑) なぜ、外国に住んでも英語が話せないのか、という理由を考えてみました。

日本では英語を話せなくても不便ではない

日本にも海外からの多くの旅行客が訪れるようになりました。街中で外国人を見かけることや、実際に話しかけられたという経験を持つ人も多いでしょう。2020年の東京オリンピックに向けて、英語のボランティアをしたいと考える人もいるかも知れません。

英語を話せるようになりたいと思う人も多いでしょう。ただそう思っても、日本にいると英語を話せなくても不便なことは何もありません。周囲を海に囲まれている日本は、陸続きで隣国があるヨーロッパ諸国などに比べると訪れるのにハードルが高い国です。そのため、海外からの旅行客が増えたといっても、ヨーロッパ諸国に比べるとまだまだ少ない方でしょう。

海外に住めば英語を話せるようになるという思い込み

それなら海外に住めば英語が必要になるし、話せるようになるよね!と留学やワーキングホリデーを考える人もいるかも知れません。いや、そう考える人は多いでしょうね。

海外に住んでも英語が話せるようにはなりません(キッパリ)。

カリフォルニア州の場合

アメリカ西海岸カリフォルニア州。ロスアンゼルスやサンフランシスコがある州です。1年を通じて比較的暖かく、おしゃれなイメージがありますよね。

このカリフォルニア州には日本人が13万人以上、日系人も45万人近く住んでいるそうです。アメリカ本土の中では日本から一番近く、吉野家やくら寿司、やよい軒まで進出していて日本と同じように外食できるし(値段は別として)、ダイソーやユニクロもあるので、日本で使っていた商品を入手することも比較的簡単です。

そして、これだけ日本人が多くいると、日本語で生活することも難しくないのだとか。スーパーマーケットやレストランでも日本人スタッフがいることも多く、日本語でオーダー、ということもできるらしい。

こんな環境は「外国人が多い日本」ですよね(笑) 英語を使わなくても生活できそうです。

参考:日本とカリフォルニア州概観|在サンフランシスコ日本国総領事館

英語を話す機会は思っている以上にない

家族のお仕事の関係で駐在として海外に住む場合、多くはまず現地に駐在している先輩日本人から情報を入手することでしょう。買い物のことや、学校や病院、いろんなことを教えてくれるので、アメリカに来て最初の友達になるかもしれません。会話はもちろん日本語ですよね。

やはり文化や習慣が違う他の国の人とのつきあいは尻込みすると思います。ましてや言葉も違うしね。そうなると、友達を作って英語を話すことのハードルが高くなります。

家の中では日本語、日本人の友達と会っても日本語で話していると、スーパーマーケットなどで”How are you today?”って聞かれて応えたり、レストランでオーダーするくらいしか英語を発する機会がないともいえます。

英語が話せない理由その1:話せないから話さない

日本で育った多くの日本人は、英語が話せなくて当然です。だって育った環境では英語が必要ないから。そして英語が話せないまま海外に来ても、話したいことが英語で出てこないので、話せない。相手が何を言っているのかわからない、会話できない。はい、終わり!ということになってしまいます。

黙ったままで話せるようになる訳がなく、そのまま過ごしていても一向に英語は上達しないのです。

英語が話せない理由その2: 日本人の「英語が話せる人」のイメージが高すぎ

日本人の「英語が話せる人」のイメージはどんな感じでしょうか?多くの人がイメージするのは、YouTubeで有名なバイリンガールちかさんのような、「流暢に英語を話せる人」をイメージするのではないでしょうか。

彼女はご存知の通り、帰国子女。彼女のような「流暢に英語を話せる人」を「英語が話せる人」とイメージして、自分はまだまだ話せないから、人前で話すのは恥ずかしい。と思う人は多いでしょう。そう思ったところで、今から帰国子女になれるわけもなく、英語を話せるようになりたい、でも話せない、という状態がいつまでも続くのです。

英語が話せない理由その3: 英語が話せないと恥ずかしいと思う

日本人はシャイってよく言われます。ESLで「誰かこの文章を読んでみて」って言われても、日本人が手を挙げることはあまりありません。これも「うまく読めない」とか「知らない単語があって読み方がわからない」というのが理由だと思います。

英語が話せないからESLに通ってるのに、英語を話せないことが恥ずかしいと思うようです。

そして強引に「読んでみて」って当てられても、自信のなさから声が小さくなってしまい、「日本人はシャイ」という評価につながるのです。

まとめ

今日は「英語が話せない理由」について書いてみました。

結局「英語を話さないこと」が理由なのだと思います。やっぱりね。アウトプットは大切ですよ。じゃあどうやって勉強すればいいの!?

今度は、英語発展途上のワタシが試している「取り組み」(決して勉強ではない笑)について書いてみようと思います。

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